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まずは分類していかないといけません。私立、国立単科(医学部のみ)、国立総合に分かれます。
私立は関西だと4つ(兵庫医科大学、近畿大学医学部、大阪医科大学、関西医科大学)が当てはまります。個々の特徴はありますが、難問が多く、計算力も多いので、しっかりと対策をとっていかないと、全く点数がとれないと言うことがあり得ます。問題集丸暗記で対応できる大学ではありません。常になぜその法則が成り立つのかを考えた勉強をしていって下さい。
国立単科(医学部のみ)は私立と同じことがいえます。両方にいえることは、満点もしくは9割を目指すのではなく、時間配分を上手に考え、6割でいいのだぐらいに思うことが大切です。
国立総合は話が全く変わってきます。大阪市立・神戸・大阪・京都になるですが、とにかく高得点が必要とされます。穴がないことと、よくある問題をきっちりと得点すること。有名どころの問題集(良問の風、名門の森など)はしっかりと解いておくことが大切です。
個々の大学について
○関西医科大学
物理の問題はかなり難しいです。関西の4つでは一番難しいのではないでしょうか。設定になるべく現実的な背景を入れてきているので、問題文章が非常に長く、読むことがまず大変になってきます。計算量も多いので、うまく問題を飛ばすことも大切になってきます。解けるけど時間がかかるから飛ばそうとなってくれば大分強いです。力のモーメントが比較的出やすいのが特徴です。教科書の理解を常に現実的な現象とリンクさせてやっていくことが大切になります。
○大阪医科大学
物理の問題は、関西の4つの中では点数がとりやすい方だと思います。難しいのですが、典型的な難問です。問題集で言うと『難系』ぐらいがちょうど当てはまります。
○兵庫医科大学
昔は非常に難しかったのですが、最近は大分解きやすくなっています。時間がかかるのと問題が読みにくいので、そこをしっかりと対策する必要があります。
○近畿大学医学部
比較的普通の問題です。点数はとりやすいです。この大学の場合は英語と数学がネックになってきますので、その対策が大切です。物理で点数を稼いでおくことが大切です。
○京都府立医科大学
物理の問題が今現在、日本で一番難しいのではないかと思います。計算量、知識量ともに桁外れで、しっかりと対策をとらなくては全く点数はとれません。
○滋賀医科大学
非常に物理の問題が難しいのが特徴ですが,対策は十分に可能です。力学は計算が非常に煩雑です。電磁気でいかに点数を取るかが重要になってきます。
力学も大学一年レベルの教科書の内容を,高校生に落とし込む形で出題されています。高校の教科書の証明をきっちりとできることが重要です。運動量保存を証明せよなどが特徴的です。
各大学の医学部の入試問題における物理の特徴
○奈良県立医科大学
決して物理は易しくありません。本質的な勉強をしていくことが近道です。束縛条件など,教科書の理解したうえで典型的な難問に慣れることがポイントになってきます。
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